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川沿いの古ぼけたアパートに住む、どこか訳ありな隣人同士の絆を描いた映画「川っぺりムコリッタ」(昨年公開)。作品を貫くテーマの一つが、「弔い」である◆主人公は長く疎遠だった父親の孤独死を知り、遺骨を引き取ったものの気持ちの整理がつかず煩悶する。その心情は、コロナ禍で多くの人が体験したやりきれない別れを想起させる◆隔離されたまま最期を迎えた感染者の遺体は、「納体袋」なるビニールに包まれて火葬され、遺骨の姿で家族と対面した。遺された人が葛藤を覚えるのは、不本意な別れのせいにほかならない◆社会が「ウィズコロナ」に進みつつある中でさえ続いてきた過剰な対応を改めようと、感染者の葬儀や火葬の指針が緩和された。別れの場面も徐々に日常へと戻っていけばいい◆ムコリッタとは仏教における時間の呼び名。それを生と死の間にある時間に当てはめたと荻上直子監督は語っている。生と死の境目を旅立つ人と過ごす弔いは、見送る側が生きていくためにあると気づかされた。
よみうり寸評より
ダイヤモンド・プリンセスで不安が恐怖に変わりました。
そして志村けんさん、岡江久美子さんでピークを迎えました。
・・・それが普通の日本人でしたね。
NOB