鎌倉幕府の執権として有名な北条氏ですが、北条氏の本拠地は鎌倉ではなく伊豆の守山という小高い山の麓にあったことはご存じでしょうか。
伊豆は北条氏が鎌倉に進出するまで過ごした場所であり、鎌倉幕府滅亡後には北条氏の妻や娘たちが伊豆に戻り一族を弔った場所でもあります。
今回は北条氏のゆかりの地、静岡県伊豆の国市が誇る史跡である北条氏邸跡についてご紹介します。
静岡県伊豆の国市の史跡である北条氏邸跡の歴史
伊豆の国市は鎌倉幕府設立の中心人物であった北条義時が生まれ育った地です。
北条氏の本拠地ともいえる北条氏邸は伊豆の国市にある守山の麓に位置していたため、当時は伊豆北条と呼ばれていました。
1992年~1993年におこなわれた発掘調査で平安時代末期から鎌倉時代初期の建物跡とともに大量の出土品が発掘され、正式に北条氏の館と確認されました。
守山の東には北条氏の氏寺である願成就院、北西の谷に館が建てられていたようです。
1333年の鎌倉幕府滅亡後は北条氏一族の妻や娘たちが伊豆に戻り、円成尼(えんじょうに)という尼僧が中心になって北条氏を弔うために館の跡に建てたのが円成寺です。
円成寺は室町時代から江戸時代にかけて、尼寺として続きました。
北条氏邸は鎌倉へ移るまでの館の跡、北条氏滅亡後の円成寺は北条氏の興亡を物語る歴史的な遺跡として国指定史跡とされています。
2022年の大河ドラマでも北条氏は中心人物として描かれ、話題になりました。
静岡県伊豆の国市の史跡である北条氏邸跡の見どころは?
現在、北条氏邸跡(円成寺跡)は史跡整備が進められており、一部が公開されています。
そのなかで1番の見どころは、当時の様子がうかがえる解説板でしょう。
透明のガラス板をとおして遺跡を見ると、当時どのように建物が建っていたがわかる仕組みです。
解説板は平安時代のおわりから鎌倉時代はじめの北条氏の館と室町時代の円成寺の2種類が設置されていて、当時の様子がイメージできます。
また、伊豆中央高校美術部の生徒が絵巻物などを参考に描いた図も掲載されているので、建物群を立体的に理解しながらそこでどのように人々が過ごしていたのか、想像が膨らみます。
史跡の公開時間は9時00分~17時00分、自由に持ち帰りができる見学資料も設置されているのが嬉しいところです。
口コミでは、春は向かいの狩野川河川敷とあわせて桜が美しく、秋は山の紅葉とが素晴らしいとあります。
自然を楽しみながら歴史に想いをはせてみるのはいかがでしょうか。
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まとめ
2022年の大河ドラマで話題の北条氏の伊豆での本拠地だった北条氏邸跡は雄大な自然に囲まれた史跡です。
伊豆は北条義時と源頼朝の出会いの場所でもあります。
当時、この地で北条義時や北条政子がどのように過ごしたのか想像しながら散策してください。
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