ホームメイト大船駅前店 ジェイワンの賃貸ブログです。
江戸期の船頭、大黒屋光太夫は、漂着したロシアでの見聞を鎖国下の日本に伝えた。17人乗りの回船で漂流中は水の確保に苦労したらしい◆水桶の鍵を船頭が管理し、1日1杯の制約も設けられたが、降雨がなければ飲み尽くされる。2昼夜に枯渇が及んだこともあった。〈海水を飲む者もいて、かえって苦しみもだえる有様となった〉と山下恒夫『大黒屋光太夫』(岩波新書)は記す◆いくら水があっても淡水でなければ飲料に適さない。三方を日本海が囲む能登半島の人々もそのもどかしさを感じているだろうか。2昼夜どころか被災18日目にしてなお多くの自治体が断水解消の時期を見通せない◆間近に海があるというだけで船に準えるえる。何と安直なと己の連想を恥じていたが、少し考え直した。水などのライフラインは文字通り命の綱である。そこから切り離された被災地は、陸地の見えない海をたゆたう漂流船そのものと言えまいか◆現在地の把握が急務である。期限がわかれば2次避難に踏み切る人も増えてこよう。
よみうり寸評より

・・・日常に戻してあげたい!
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