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中国が毛沢東の掛け声のもと、農産物の増産政策「大躍進」に踏み出したのは1958年である。それに合わせてネズミ、ハエ、蚊、スズメを農業の敵として「四害駆除運動」というものが展開された◆とりわけ穀物を食い荒らすスズメがターゲットになった。だが、これがあだとなる。田畑の害虫を食べる役割を持つスズメを退治したことで生態系が壊れ、穀物が育たず、かえって飢餓を深刻化させた面があるという◆習近平氏と毛沢東は似ているといわれる。第一に強権的な指導者像だが、科学の知見を度外視する類似もあるのではないか◆ゼロコロナ政策への執着はまだ記憶に新しい。解除が遅れ自国経済の停滞を長引かせるなか、福島沖での原発処理水の海洋放出に理不尽な決定を突きつけてきた。日本産水産物の輸入の全面的な禁止は、環境への影響を「無視できる」とした国際原子力機関(IAEA)の報告書を熟読したうえのことかどうか◆習政権は「処理水は危険だ」と国民をあおり立てるばかりか、日本への嫌がらせ電話などを黙認している。大躍進時代のスズメの気持ちがわからないでもない。
読売新聞 編集手帳より

・・・まず自分の国の海水を飲んでみたら。












