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漫画『タイガーマスク』で、主人公の伊達直人は自身にこんな言葉を投げ掛ける。「おまえはだれだ?」「虎の仮面をとったら、顔のないノッペラボーなのだ」◆覆面で懸命に戦っても、正体を明かさなければ自分は何者でもない。きょうこそ本当のことを…と誓ってかなわぬ結末がもどかしい◆考えてみれば、3年続いたコロナ下の生活にも通じなくはない。顔が半分隠れるマスクしかり。若者のSNS上では、マスクの下の素顔を加工した写真の投稿が加速したという。振り返った時、思い出の顔がノッペラボーでは寂しかろう◆その反動ゆえか、ここにきて“無加工”を売りにしたり、素顔の投稿を通知で促したりする写真共有アプリが人気だと聞く。素顔も復権の兆しかしらと勝手に安心しつつ、感染対策が不要になる日をただ願う◆本紙「こどもの詩」で中学生が先行きを案じていた。<うすっぺらーい紙の中/自分の本音隠してる/本当の自分隠してる/いつか自分を忘れていくのかな>。自分らしく生きるために、心を覆う無用の仮面は外したい。覆面ヒーローの「脱マスク」ほど難しくはないだろう。
読売新聞 編集手帳より

・・・マスクを外すのは良いとして、
選挙ポスターの盛りは気色悪いよな~。
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