ホームメイト大船駅前店 ジェイワンの賃貸ブログです。
戦時下、東京に初めて飛来したB29を仰ぎみて、山田風太郎は学友らと歓声を上げたという◆〈人間とは、未来について実に鈍感なものだ〉。後の大空襲を予想もしなかった体験を引き合いに、作家が高齢化社会への不安を書いたのは昭和の末である。将来、高齢者1人を現役世代2・9人で支えねばならないという国の推計に、危機感をもたない社会を案じていた◆その随想の題名でもある『長寿国の果て』に、現下の人口減少社会がある。きのう公表された将来推計をみても、少子化は加速し、2070年の人口は8700万人と、いまより3割減るという◆わけても働き手世代である15~64歳の減少が著しい。1人の高齢者を現在の2人どころか1・3人で支えつつ、社会機能を維持して、動かしていかねばならなくなる。どうみても至難の業だからこそ、もう手をこまぬいてはいられない◆人口規模に合わせて、いかに賢く縮むのか。社会システムの再構築も急がれよう。一人ひとりが危機を直視し、未来をひらきたい。
よみうり寸評より

・・・塀の上に座るハンプティ・ダンプティのように不安定。
NOB












