大船駅前のエリアマネジメント計画は、大船駅周辺のまちづくり計画を踏まえ、横浜市・鎌倉市にまたがる地域をさらに魅力的にする目的で導入されました。
大船駅周辺の特徴について
横浜市の指折りのターミナル駅であるJR大船駅は、1日あたりの乗降客数は約19万人、交通ハブとしても機能しており、バスターミナルもあります。
駅の周辺には、横浜市、鎌倉市にまたがる駅前市街地が広がっています。
この市街地は戦後、自然発生的に作られたため、都市基盤の道路などの整備が十分でなく、古くなった木造の建物が密集しています。
市境においては、市街地再開発事業などが実施されてきました。
そのため、神奈川県・横浜市・鎌倉市で自治体をまたいで大船駅周辺地区整備連絡協議会を設け、合同で駅周辺地区の都市づくりを進めています。
大船駅前のエリアマネジメント計画の導入検討の背景
これまでは、JR大船駅周辺のエリアには次のような特徴や問題点がありました。
・オープンスペース(広場)がJR大船駅の周りになく、イベントやお祭りには道路や駐車場が使われており、機動性・柔軟性に欠け、世代間での交流ができるような広場がない
・そのため、再開発以前は、そうした交流の場として建物に付属したスペースを利用していた(御神輿の休憩所など)
・4つの仲通商店街、駅前商店街、商栄会商店街、湘南一番街の商店街、および商業施設であるルミネウイングなどが集まっている
・再開発の対象になるエリアは、JR大船駅とJR大船駅東口バスターミナルとの交通ハブである
・鎌倉市側には商店街以外に、文化教育施設の鎌倉芸術館や鎌倉女子大などがあり、地元商店街組織と大学は協働実績もある
<大船駅前のエリアマネジメント計画の目指す姿>
以上のような状況を踏まえ、大船駅前のエリアマネジメント計画では、次のような姿を目指しています。
・JR大船駅の周りの住宅地に気配りした良好な複合市街地の維持を目指す
・再開発した地域に商業施設に加えて住宅を建設し、新たな住民をふくめた多くの人々が交流できるようにする
・JR大船駅前の顔となるような場所に広場を整備する
・広場に隣接して公園も整備する
・横断デッキでJR大船駅と県道を連結する
・周りの商店街、学校、商業施設などにも積極的に広場を利用してもらう
まとめ
大船駅前のエリアマネジメント計画は、大船駅周辺のまちづくり計画を踏まえて、横浜市・鎌倉市にまたがる全体の地域をさらに魅力的なものとするために導入するものです。
ここでは、大船駅前のエリアマネジメント計画導入の背景と計画が目指す姿についてご紹介しました。
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